2014年12月01日 11時30分更新
11月は生命保険の月。損害保険も昔はキャンペーン月でした。
その名残か、ここ二週間で5組の保険募集の場に立ち会うことがありました。
Dr.ウエノが立ち会いたくて立ち会ったのではなくて、偶然、近隣の席で保険募集している所に「遭遇」したものです。
場所は、喫茶店で3組、カレー屋、ファミレスでそれぞれ1組。
聞きたくありませんが、皆さん、お客様との会話に力が入っていて、結果、大きな声で保険募集されているので、嫌でも耳に入って来ました。
「○○生命保険」、「○○損害保険」と保険会社の名も色々と耳に入って来ました。
極めつけで言うと、この遭遇した5組全てで「お客様のお名前、年齢、職業」等々の個人情報が近隣にたまたま座っていただけのDr.ウエノに聞こえてきた事です。
「個人情報何てあったものじゃない!」ですよね。
保険募集人の意識の低さに感動しながら、聞き耳を立ててしまいました。
恐らく、保険業法が改正されることすら、ご存知ではないのでしょうね。
保険代理店の店主なのか直販の方なのか保険代理店の社員の方なのか分かりませんが(直接聞いたわけではないので分からないと表現しましたが見当はつきましたが)、お粗末すぎます。
保険会社はどういう指導をしているのでしょうか。
一部保険会社は大型代理店には徹底的な指導をしています。「代申保険会社」が違うことで、保険代理店の指導に差がついて良いのでしょうか。代申保険会社からある程度指導を既に受けて改正保険業法対策をやり始めている代理店と全くやっていない、そもそも保険業法って何?みたいな代理店との「差」は、今後縮まることなく拡大するだけだと思います。
水にカエルを入れて熱して行くと熱くなっていることを知らずにカエルは死んでいくという話を聞きますが、まさにこの状態のような危惧を感じます。
保険会社は金融庁からのパブコメ、監督指針を待っているようですが、発表になって対応し始めて間に合うのでしょうか。間に合わない代理店は切り捨てで良いのでしょうか。
まずは「知る」ための活動を誰かがすることが求められていると思います。金融庁も幾つかの団体を指定して「告知・認知活動を認可」して進めて行かないとマズイと考えますが如何でしょうか。
また、保険代理店の「標準規程」を創り、ISOのような認定機関を作って、この認可を取得した保険代理店でないと募集出来ないといった態勢を構築することが必要だと考えます。
僅か二週間で遭遇した保険募集人の対応は、全国各地でも行われている実態だと思いますが、「変わらなければ」だめです!
お達しを待つのではなく、一歩「歩みを進める覚悟」を持ちましょう―――!
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人見 輝也 11月25日10時22分