2013年05月07日 12時39分更新
先週「おおさか保険」をテーマにコラムを書きましたが、都道府県のブランド作りの面からも「ご当地保険」は面白いと思いますね。
「うどん県」って何処の県だと思いますか?
テレビCMまで流して、さぬきうどんが有名な「香川県」を「うどん県」と称してPRをし、結果、香川県の都道府県ランキングは2010年の24位から2013年は14位と大きく順位を上げました。
Dr.ウエノの出身地「広島県」のキャッチフレーズは「おしい!広島県」と、自虐ネタを使ってPRしています。タレントの有吉弘行さんを前面に押し出し「観光資源が豊富なのに知られていない『おいしいの一歩手前』だ」との意味を込めたPRですが、広島県の試算によると広告の総予算1億9千億円に対し、広告効果は17億円に上がったとのこと。
前回のランキングが46位とブービーだった島根県も、テレビ番組で「場所が何処にあるか分からない都道府県1位」の汚名を着せられて以来、「島根は鳥取の左側です」や「県名より出雲大社の方が有名」と自虐を繰り出し認知度の向上を図り、結果、35位までランキングを上げました。
各都道府県の自治体は必死に地域のブランド力を高めようとあの手この手を繰り広げていますが、自虐的な意味でも「ご当地保険」作りは面白いと思いますね。
都道府県ランキングのワースト1の茨城県、ブービーの群馬県、45位の栃木県、43位の埼玉県は首都圏に近いだけに影が薄くなっています。
首都圏に遊びに行って人混みに圧倒されて体調を崩して入院した場合に医療保険が出たり、渋谷のスクランブル交差点で上手く交差出来ずに人とぶつかって転倒して持っていた携帯電話を壊してしまった場合に出る被害者費用保険とか、「田舎っぺ保険」的自虐的ネーミングの保険を考え、「共済」的に県が販売したら、注目度も高まり、各県の認知度も上がるかも知れませんね。
NHKの朝ドラ「あまちゃん」も岩手県久慈市が舞台で「方言」が上手く使われ、大勢の観光客が押し寄せています。「方言」自体に癒しを感じる方も多いと思われます。従って、ご当地保険も方言を使ったネーミングが良いと思いますね。
以前、広島県でご当地保険を作ろうということで実際に考えたことがありますが、「わしゃ、広島じゃけー」とか「ぶちぶち保険」とかのネーミングを考えていました。「ぶち」は広島弁で「凄い」の意味で、重ねることで凄いの比較級、最上級と変化するもの。「ぶちぶち」と凄いを2度連呼することで、何かとんでもない保険の予感がするかと思い考えたものです。
如何でしょうか。
元々「県共済」があるのですから、これを「ご当地保険」に変態させるだけで、コスト要らずで作ることが出来ると思いますが。。。
作ってみたいと言う自治体の方がいらっしゃいましたら、ご一報下さーーい!!
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