2017年10月19日 18時23分更新
ファッション各社が販売員などとして、SNS(交流サイト)で発信力のある個人「インフルエンサー」の採用を増やしています。
SNSはインスタグラムで注目や共感を集めるモノや場所が「インスタ映え」と呼ばれるなど、流行やヒット商品の発信地となっています。ファッション各社は消費者が親近感を持ちやすいインフルエンサーを囲い込み、本来の職務の傍らネット上で自社の魅力を拡散させる考えです。
オンデーズという会社は、正社員である店舗の販売員などの採用で、ツイッターかインスタグラムのフォロワー数が1500人以上なら、1回目の面接を最終面接とする仕組みを取り入れました。採用されたインフルエンサーは販売員などとして働きながら、個人のSNSアカウントでオンデーズの商品や店舗の雰囲気などを発信する役割を担います。会社は本来の職務の月給とは別に、月5万円の手当を支給します。
TOKYO BASE社は2018年入社の新卒採用から、インフルエンサーを優先的に選考しています。スタートトゥデイが運営する個人の着こなしを発信できるアプリ「WEAR(ウエア)」で1000人以上か、インスタグラムで2000人以上のフォロワーがいれば、書類審査や1次面接を免除しています。
アパレル販売などのベイクルーズ(東京・渋谷)社は17年春入社の採用から、応募者が撮影した15枚の着こなし写真をもとに選考する「ファッションインフルエンサー・セレクション」と呼ぶ制度を設けました。流行に敏感な人物の採用に役だったとしています。
総務省によると、16年の20~30歳代のスマートフォン(スマホ)保有率は9割以上で、50代でも15年比2割増の63%が持つなど急速に増加しています。
ネットがより身近で手軽になるなか、SNSを中心とした発信力ある人材の獲得で、効果的な企業のアピールにつなげようとしています。
「保険」いう商品を如何に発信してニーズ喚起していくかは常に保険募集人にとっての永遠の課題であり、そうした中、コールセンターによる保険募集、WEBサイトを使った見込み客創出、保険ショップ乱立等々が対策として生まれて来ました。
しかし、これらも衰退し、新しい出会いを如何に創って行くかを模索しています。
保険ショップのスタッフ採用も、こうしたインフルエンサーを採用し、インフルエンサーのSNSからの発信力でニーズ喚起出来るようにしていく必要があると思います。個から個への発信力は侮れないと思います。
今後の採用枠の中で一定数、インフルエンサーを採用されてみませんか?