2012年02月27日 10時32分更新
週刊ダイヤモンドで自殺・孤独死の際に家主にのしかかる「原状回復費用」と「家賃保証」が賄える保険ということで、こんな記事が掲載されていました。
『 「ここ数年、賃貸での孤独死に頭を痛めている」と賃貸業界関係者は異口同音だ。
事実、東京23区だけでも孤独死の数は、2003~07年の間に約1.4倍の4000件近くに急増している。
このうち、都内の単身世帯の持ち家比率は約23%(住宅・土地統計調査、08年)にすぎないため、孤独死する人の7割程度が賃貸住宅に居住していると見られている(全国平均では、単身世帯の約57%が民間賃貸に居住する。金融広報中央委員会、10年度)。
孤独死が起きた際、家主の被害額は甚大だ。
たとえば、浴室で手首を切って自殺した場合、排水管ごと交換するため、100万円前後のカネが必要になるという。遺体が長期間発見されず腐敗した場合は凄惨を極め、「原状回復費は数百万円。500万円近くかかるケースもある」(業界団体幹部)。
“事故物件”の家賃は、3~5割引きが相場。
死者に身寄りがないと、損害賠償請求もできず、現状のまま放置する家主もいる。
別の業界団体幹部は「昔は賃貸=持ち家への通過点だったが、今は終の棲家。
高齢化、非婚化で今後は賃貸での孤独死がさらに増える」。
家主のため息は深刻さを増しそうだ。 』 (週刊ダイヤモンドより抜粋)
という内容で、エース損保社の保険商品の照会急増と報じていました。
以前にも述べましたが、現在日本の全世帯数の実に31%が「お一人様」、つまり「独居」。家族がいて定期的に訪問してくれれば、孤独死も防げるのでしょうが、家族の「絆」が薄れてしまった現代社会では、こうした「お一人様」が益々増えると想定されます。
家主としては「独居」の方の入居を避けたいでしょうが、これだけ「お一人様」世帯が多いと、そういう訳にはいきませんよね。
そこで、「リスクを転嫁」するために、原状回復するための清掃・消臭費用、遺品整理費用と家賃保証が出来る保険が注目を集めています。
エース損保社は不動産管理会社を契約者にしての商品ですので、残念ながら家主さんが直接申し込める商品としてはアイアル少額短期保険社の賃貸住宅管理費用保険ということになります。
従来引き受けの「戸室数の上限」が20戸室でしたが、2月27日からは「300戸室」に上限がアップに改定されましたので、ご心配な家主さんはアイアル少額短期保険に照会されることをお勧めいたします。
一戸室あたりの保険料は月々300円程度と廉価な設定になっています。
複数の賃貸住宅をお持ちで合計の戸室数が100戸室の場合でも年間保険料で36万円程度。
如何ですか?
ご検討されてみられませんか?
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