時々、「誰かいい人いない?」とかつての同僚から連絡がきます。
	セールス担当者の候補者をさがして。
	
	同じ業界にいるので、そりゃちょっと難しい話だと思いつつ聞くのですが。
	
	20代のころですが、自分は職域専門営業所の所長をしていた時期があります。
	20代から40代まで、女性だけの営業所でした。
	
	現在も「新しい人材」をリクルートすることは、どの保険会社でも
	やらなければならない業務のひとつですが、当時も多分に漏れず
	「採用活動」は目下の必須業務。
	 
	毎月、会社説明会やイベントが開催されました。
	 
	候補者を動員できないときは、上司から「やきとり!」と怒られ(?)。
	 
	新しく人を採用し、育成していくことがお客さまを増やし、
	店の陣容を拡大して業績に大きく貢献していくことですから、
	リクルートは所長として外せない仕事です。
	
	 
	自分のお店で「こういう人に働いてもらいたい」という思いがあって
	その「こういう」が、自分にとっては企業に行って受け入れてもらえるような
	笑顔のいい人とか、感じのいい人とか、長く働けるママさんとか。
今いるメンバーと、うまくやっていけることも大事でした。
	
	
	職員からの情報の他、スーパーの前に立って、この人!と感じた人に
	声をかけに行ったこともあります。(ナンパでしょうか?)
	とても素敵な女性と知り合うこともできました。(*^_^*)
	 
	逆に、思いとは別に・・・・で人が入ってきたときは
	お互いにあまりハッピーな結果にはならなかったように思います。
	
	やがて会社が外資系に代わりましたが、そのときの営業トップであった
	人見さん(現日本ライフマイスター協会代表理事)が
	 
「育成することに苦労するのではなく、この人だ!という方を採用する苦労をしなさい」
	とおっしゃった言葉が、とても記憶に残っています。
	 
	
	
	また、この仕事をしてこんなことを叶えたい、というような
	候補者の方が持っている希望や夢と こちら側の思いと、
	ちゃんと共有できることも 大切なのかもしれません。
	 
	「採用と育成」はマネージャーの職務の基本です。
	
	マニュアルは存在しません。
	
	
	自分のお店をどうしたいのか、どんな仲間に来てほしいのか。
	そこは絶対はずさない。
	明確に描くということが、リクルートの原動力になるのかな・・・と思います。