“エムエムさん”
その方のことを、皆、親しみを込めてそう呼んでいた。
皆、彼を語るとき、自然と顔がほころぶ。
温かく優しい紳士。偉大な兄を持ち、人はとかく兄弟を比べたがる。
こんなことを言ってはバチが当たりそうだが、兄は天才、彼は秀才。
兄は、考えずに素晴らしいスピーチが口からほとばしり出て、
世界中の人を感動させ、興奮させた。
世界を喜ばせたい気持ちの結晶が、ウオークマンの誕生だった
のかもしれない。
エムエムさんは違う。
彼は、「起承転結」、ちゃんとオチを考えてから話し出す。
その、考える「間」をある人は「神経質」と言った。
しかし、それは間違い。
私の記憶が確かなら、最後の少年航空兵。おしゃれで気骨があった。
出張先でも、必ずご自身でズボンをプレスされていたのが、
私の印象に残っている。
9月9日突然に、エムエムさんのご尊顔をテレビで、新聞で、
拝見するようになった。
テニスコートの英雄と共に。
錦織圭君は、エムエムさんの支援で、見事に成長して英雄になった。
しかしそれは、エムエムさんの柔和な言霊で今まで育てられた
幾千万の人の中の、たった一人であろう。
彼は象徴だ。
87歳になられた、変わらない、おしゃれで温かい微笑みを拝見して、
思わず拝んでしまった。
「盛田正明(Morita Masaaki)」さん。
元ソニー副社長、元ソニー生命会長、そして、日本テニス協会名誉会長。
いつまでもお元気で。
あの頃の私たちは、素晴らしい人格者のそばにいられて幸せだった。
ねえ、ご同輩!
私たちも、紛れもなく、彼の申し子ですよね。
毎年、ネクタイ派手夫の保険流通革命の最後の題は、これになっている感じがしますが、やはり、保険代理店と保険ショップの差...
ネクタイ派手夫 01月12日17時50分