2016年03月18日 18時56分更新
スポーツメーカーの「ミズノ」は、今年3月1日から傷害や用具の破損などスポーツによるリスクを補償する保険「ミズノスポーツ保険」の提供を開始しました。
流石にメディアが飛びつき各紙が掲載していましたが、お気づきになりましたか。
「日常生活・自転車コース」「スポーツサポートコース」などのプランがあり、公式オンラインショップで会員向けに取り扱うというものです。
「ミズノスポーツ保険」は、ミズノと引受保険会社の三井住友海上火災保険が提携して開発。2月25日現在で約41万人が登録するミズノの会員組織「CLUB MIZUNO(クラブ ミズノ)」の会員に向けて提供していきます。
補償プランは3つ。
◆「日常生活・自転車コース」
通学や通勤、サイクリングなどにともなうリスクを補償する自転車保険のイメージ。個
人型(本人のみの補償)は1か月280円~、家族型は1か月780円~。
◆「スポーツサポートコース」
スポーツ中の傷害や用具の損害、賠償などを補償します。個人型は1か月650円~、
家族型は1か月1,730円~。
ランニング中の補償を意識したコースのようですが、ハイキング中とか野球をしてい
てのケガといった分野をカバー出来るので、アクティブな方には最適。
◆「ゴルフコース」
ゴルファー保険のイメージで、個人型は1か月460円~、家族型は1か月1,140円~。
「CLUB MIZUNO」は、Webサイトから入会でき、新製品やイベント情報など会員のみのサービスが受けら登録は無料。既に41万人の会員がいて、それぞれがスポーツを「普通の方以上に本格的に」されている方々ですので、会員の方は加入し易いですし、むしろ「会員として加入したい」という気持ちになりますよね。保険加入を通じて「CLUB MIZUNO」の会員も増えることも容易に想像できますね。
こうした新しい保険募集の形は保険の販売流通を大きく変えるものだと考えています。
一般社団法人保険健全化推進機構結心会でも、こうしたマーケットを独自に開拓すべく「コミケ・マーケット」とタイアップした「オタク」への保険販売、ファンクラブを持つ企業を活用し、ファンの心をくすぶる保険商品を提供することによるマーケットのクローズ化等々を企画していますが、一歩先にやられてしまったという感じですね。
こうしたマーケットを開拓できれば、ブルーオーシャンはまだまだ無尽蔵にあると考えています。逆にマーケットをお持ちの企業様は、保険を活用して「会員の囲い込みと増強」を行うことが出来ます。
如何でしょうか。
皆さんも保険を活用した企業戦略を試してご覧になりませんか。
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