2018年11月01日 17時49分更新
昔、11月は「生命保険の月」と言われていました。
要するに11月に生命保険の大キャンペーンを展開し、成約をあげることで、営業職員の皆様は12月にボーナスに該当するだけの給与を取ろうとしたものですが、こうしたキャンペーンが長年にわたり繰り広げられていましたので、未だに保険始期が12月1日というものも多いと思います。
しかも、この時期には各生命保険会社から「控除証明書」が届きます。単純に年末調整のために届いたはがきを開くこともなく勤務先の人事総務に提出するのではなく、年に一度くらいは「一体どんな生命保険に加入しているのか」を確認するという作業をされることをお勧めしています。
やり方は簡単で、保険ショップ壁面に大きく「年に一回の保険料控除証明書が届いていますが、内容をチェックしませんか」と表記するだけです。これだけで集客がありますので、集客に困られているところは騙されたと思ってやってみて下さい。11月一杯はどうにか使えると思いますので、やるなら今です。
保険ショップって、「保険相談ができる場所」なのでしょうか。
お客様は保険ショップで何ができるかを正確にご存知でしょうか。
そもそも保険ショップがあれば多くの方が保険相談をされるために来店されるのでしょうか。
答えは「NO」です。
長年商業施設内で保険ショップを運営しているので来店されるお客様は存在をご存知という感覚自体が誤っています。皆さんも行きつけの商店街や商業施設、○○通りを通っていて全ての店舗を記憶していますか。自分の気になる店舗は知っていますが、関係のない店舗は「目にも入っていない」というのが実態なのです。「えっ、こんな店あった」と言われるのが関の山。
従って、保険ショップは他のサービス業と同様、「お声掛け」をしたり「ハンディング」をしたり、「POP」を活用したりしてお客様の「目」や「耳」に働きかける必要があります。
保険ショップの壁面は折角あるのですから有効活用しましょう。そのためには、まずはお客様の動線をチェックする必要があります。
どちらの方向からお客様が多く来られるかをチェックします。その方向の正面にあたる壁面を決め、ここに「呼びかける言葉を書いて、こんなことが出来ますよ」と目に訴える必要があります。良く保険ショップの正面壁面に貼っているところがありますが、基本、正面は「振り返らないとお客様の目線に入りません」し、正面には屋号があるので、ごちゃごちゃさせないためにもサイドの壁面を使います。店舗向かって左か右の壁面を使うかはお客様の動線で判断します。壁がなければ、「サイネージ」を設置して、ここから色々な声掛け、目掛けをすべきです。
保険ショップは、11月~来年3月までが成約のピークとなります。
このタイミングで、確実にお客様を呼び込むためには王道路線しかありません。
当たり前のことを当たり前にやっていれば集客は落ちません。
成果が出ることタイミングこそ、徹底的に基本に忠実に業務運営して行きましょう。