2013年07月29日 11時59分更新
この季節になると思いださないと行けないことがあります。
それは、1985年(昭和60年)8月12日の日本航空機墜落事故です。
羽田発大阪行き日本航空123便ボーイング747SR機が32分に及ぶ迷走飛行の末、午後6時56分頃御巣鷹山尾根に墜落し乗員乗客520名の尊い命を奪われた事故です。
この混乱した機内の中で多くの方が「遺書」を書かれ、幾つかの遺書が発見されました。
その遺書の多くには、奥様、お子様の名前が書かれ「子供を頼む」と最期の言葉を残されていました。
残した家族の行く末を心配しながら突然命を奪われた方々の無念さは想像を絶するものだったと思います。
残された遺族の方にとっても、突然大黒柱のお父さんを亡くし、ただでさえ寂しいのに、ここで更にお金の面でも苦労されることになれば、亡くなったお父さんも悔やんでも悔やみきれないと思います。
実は、「保険」は「ラストラブレター」と呼ばれています。
せめて、突然亡くなったお父さんの生命保険や損害保険から十分な保険金が支払われ、その後の生活に貧窮とすることが無く生活出来れば亡くなったお父さんも少しは安堵の思いをされるのではないでしょうか。
でないと、お母さんが働きに出かけてしまい子供達はお母さんも家にいないという更に寂しい思いをしてしまいますし、お金が無いため奥様の実家に帰るというのも辛いと思います。
お父さんが家族のことを思い、万が一の場合に家族が十分に暮らしていけるだけのお金を、保険に加入することでカバーしてくれていれば安心ですよね。
それ故に、保険は「ラストラブレーター」と呼ばれているのです。
天国のお父さんからの届くラブレターが保険金になるのですね。
従って、保険をお薦めする保険募集人は、お父さんと一緒になって、お父さんの家族への思いを保険という証券に込めれるように真摯に相談に乗り、お子様の夢の実現の為に必要なお金はどれくらい必要なのか、お子様が一人立ちされるまでの間に必要な生活費は幾らなのか等々を緻密に計算し、お父さんの思いに応えられる保険を複数の保険会社の中から一緒に選択し、出来る限り保険料負担も少ない商品をお薦めするという義務を有します。
そのためには、お客様の声を「良く聴く」ことが必要です。
「聴く」という字は、「耳」という字と横になった「目」という字と「心」という字で成り立っています。
「耳」で聴き、「目」でしっかり見て、そして「心」で聴き判断しなければなりません。
私たち保険募集に携わる者にとって、御巣鷹山の事故のあった夏は、こうした保険募集人の販売の「根っこ」を思い出させていただける時期でもあります。
もう一度、原点に返って、しっかりとお客様に接することを皆で誓い、日々の募集活動に励んで行きましょう。
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