2015年03月18日 18時38分更新
何気なくテレビを観ていたら、パナソニックのCMで「パナソニックのお店」を紹介していました。「えっ、今更、街の電気屋さん?」と思いつつ、パナソニックのホームページを検索したら多くのパナソニックのお店を見いだせるようになっていて、ビックリしました。
街の電気屋さんは、大手家電量販店に駆逐された感がありましたが、再登場しているんですね。
そう考えると、ベネッセがDMからリアルにお客様と接するべく「エリアベネッセ」を全国展開しようとしている意図と合致するものがあります。
「もう一度、『昔のように』対面で地域コミュニティを押さえる!」こんな戦略が見えて来ますよね。
保険業界で例えるなら、大手の保険ショップは言わば大手家電量販店でしょう!
この流れで行くと、ここからお客様は間違いなく離れます。保険ショップに対するネガティブ報道も牽引していると思います。
では、お客様がパナソニックのお店の様に「選んでいただくために何をすべき」なのでしょうか。
その答えは「地域コミュニティを支える」ことだと考えます。
パナソニックの店は家電だけを販売しているのではなく、家庭単位の悩みや相談に乗りつつ便利屋さん的な動きをするからこそ、「家電はパナソニックのお店に任せなくては!」という発想に繋がるのです。
悩み事、困り事を何でも解決できる先として保険代理店を位置づけさせることが出来れば良いのです。
こうした展開は既に起こっていて地元の弁護士、税理士、行政書士、司法書士、公認会計士、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーといった「士業」の方々とコラボで「総合窓口」が作られています。
債権回収、債券整理、離婚問題、就業規則、会社設立、M&A、交通事故、企業再生、相続問題、成年後見、助成金申請、労務コンサル、ライフプラン作成、年金・老後資金相談等々の各種相談にお応えが出来ると言う頼もしい存在です。
これだけ士業が揃うと一度に全ての対応が出来てお客様にとって楽ですよね。
専門家集団がワンストップで強力にバックアップしてくれれば、自然と「何かあるとここに」足が動きます。
こうして最初からお客様の悩み事、困り事を知ることが出来れば、あなたからお客様は離れられません。こうした流れを作ることが今もう一度求められています。
保険業界でも「原点回帰」という言葉を良く耳にしますが、まさにその通りだと考えます。
もう一度、古く良き時代の保険代理店に回帰してお客様をガッチリ押さえて行きましょう―。
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