2014年07月28日 10時57分更新
「個人情報漏えい保険」という商品があることをご存知ですか?
保険会社が「引き受けてくれるかどうか」は分かりませんが、保険商品としては昔から存在しています。
どんな保険かと言うと、二つの補償から成り立っています。
一つは「賠償責任部分」。
こんな場合に保険金が支払われます。
※1~4については、支出前に保険会社の同意が必要となります。
そして、もう一つが「費用損害部分」。
こんな場合に保険金が支払われます。
個人情報漏えいが発生しても直接的な被害に及んでいることは過去も少なく、通常はお詫び・お見舞い費用が生じることが殆どだと思います。
その意味では、「費用損害部分」の補償は企業にとっては有難いですよね。
万が一、クレジットカード番号や口座番号等の漏えいで直接的経済的損害が生じることが心配な業種の方は、「クレジットカード番号等漏えい危険担保特約」を付帯すれば大丈夫です。(あくまで理論上の事で保険会社の引受可否は前提にしていませんが。。)
保険料は、業種・業態、年間売上高、個人情報の管理状況等を勘案して試算されます。
賠償責任部分は保険金額500万円~10億円、費用損害部分は100万円~1億円というあたりで見積もり取られると良いと思います。
企業を守る損害保険って何でもあるでしょうー。
企業が被るリスクを全てカバー出来る保険としては「アンブレラ保険」なるものもあります。「アンブレラ」ですので「傘」という意味ですよね。企業に降りかかるあらゆるリスクを傘として全て防ごうという主旨の保険になります。
損害保険は、こうした保険が充実しています。
生命保険が主の募集人の方は、こうしたネタで損害保険開拓をされては如何ですか?
次の記事