主要ないかい?主要内科医?
…正解は「腫瘍内科医」でした。
この種のお医者さんについてきちんと説明できる保険コンサルタントは、
がん保険を胸を張って販売できる人かもしれない。
そうでない人は、今日から興味を持って学んだらいかがか。
思うに、お客さまはおそらく、自動車事故対応ができない人から自動車保険に
入りたがらないだろうし、同じように、がんの基礎知識がない人から、がん
保険には加入したがらないだろう。
「腫瘍内科医」とは、抗がん剤治療を専門とする医師のことだ。
8月27日の東京新聞に「腫瘍内科医」について記事があったので、
今回取り上げた。
がんの三大療法はご承知のように、手術療法、放射線療法、化学療法(抗がん
剤療法)だ。日本人の二人に一人ががんに罹患する現状で、抗がん剤治療を
受けている患者は、皆さんの周りにもたくさんいらっしゃることでしょう。
しかし、問題は、抗がん剤の専門医に治療を受けているかどうかだ。
抗がん剤の進歩がめまぐるしい今日、欧米では、「腫瘍内科医」が抗がん剤
治療を担当するのが当たり前になっているそうだ。
あなたの知り合いのがん患者は、外科医とか内科医から処方されていない
だろうか。
いや、多くの場合、日本ではそれが通常だ。
日本には、医師免許を持っている人は28万人いるそうだが、そのうち、
「腫瘍内科医」はたった900人弱しかいない。東京には135人、滋賀には
なんと1人だ。一人もいない県もあるかもしれない。年間100人のペースで
増えてはいるが、腫瘍内科の講座を持つ大学も少なく、まだまだ足りない
そうだ。
こんな現状をご自身のお客さまにお伝えするのも、私たちの付加価値だろう。
ついでだが、「放射線治療専門医」も、数年前の資料だが、全国に同じような
数だったと記憶している。日本は、まだまだ外科手術大国のようだ。
自分も含めて、できれば専門医に診てもらいものだ。
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