2018年09月27日 18時22分更新
「楽しみ」の共有。
SNS世代に対する新しいマーケット作りのキラーワードだと考えています。
SNS世代の口コミでヒットした最近の例は、「カメ止め」こと「カメラを止めるな」という映画でしょうか。たった2館の上映から始まった本映画の評判は口コミで瞬く間に広まり上映館は全国に展開、動員数100万人を突破する大ヒットとなりました。
同じく口コミで大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」は、SNSの呼びかけで、たくさんのファンが映画のヒロインが住む町のモデルとされる飛騨・高山に「巡礼」に訪れています。こうした現象は、SNSの影響が極めて大きいと思います。
この要因としてSNS世代の「楽しみの共有」が挙げられています。
確かに、自分が食べて美味しかったものや、自分が見て面白かったことや楽しかったことをインスタグラムやツイッター等にアップして、これに共感する人の輪が拡大していっています。ツイッター等のフォローワー数百万人という芸能人も多いですが、彼ら・彼女らが発信する情報に共感し、「楽しみを共有」することが当たり前の世界になりましたね。ここから他の人に影響を与えられる人が「インフルエンサー」と称されるようになりました。
そのためには、まずは「リアルに楽しい」を創り出すことが必要です。
楽しいことの「最初の半歩を踏み出そう」という企画で「楽活」を展開しています。
9月23日には銀座8丁目の銀座ケントスで「講談×落語」のイベントを実施し、三連休中日でしたが120名ほどの参加者を集めることが出来ました。お昼の2時間を使ったイベントで、日本の芸能を満喫しました。参加者は自然と隣の方々と話をし始め、同じ趣味趣向を有して「楽しみ」が似通っている方同士なので、会話もスムーズに交流されていました。こうして「楽しみを共有」しながら、小さなコミュニティを作って行くことが「楽活」の方向軸となります。
お客様同士がモノの売買をするサイト「メルカリ」も、自分と同じ趣味趣向を持った仲間を創り出すために多くの顧客が活用していると聞いています。例えば自分が使い古したモノをアップし、こんなものを誰が買うのかと思いますが、買い手は不思議につきます。この売買を通じて買い手と売り手は「同じ楽しみの共有ができる相手」となります。そのため、出会いを求めて毎日100万件ものアイテムがアップされていると聞いています。
サイトを通じての方が簡単に出会いを作ることが出来ると思いますが、「楽活」はリアルな出会いの場を作っています。落語、講談、アート、バンド活動、ツーリング、ハイキング、歴史散策等々、「楽しい」ことは色々とあります。
これらに焦点を当ててリアルに集える場所を作り、参会者同士が交流できる流れを作り、ここから小さなコミュニティを作り、これを全国に展開し、大きなコミュニティに繋げていきたいと考えて活動しています。
「楽しみ」を共有するための「楽活」。
一緒に拡大して行きませんか。
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