4700万人がロコモ予備軍、足の健康支援が新たな保健事業の焦点に
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)は、予備軍を含め約4700万人※にのぼると推計されており、歩行能力の低下が転倒や要介護状態の主要な要因とされています。
健康保険組合では現在、第3期データヘルス計画に沿って保健事業の推進が進められています。ロコモ対策は、2025年度より後期高齢者支援金の加算・減算制度における総合評価指標にも新たに追加され、事業の重要性が一層高まっています。
このような背景のもと、「自宅で足を専門家に見てもらえる」取り組みは、ロコモ予防や転倒防止を推進するうえで、これまでにない新しいアプローチとして注目を集めています。
健康寿命延伸の実現に向け、足の機能維持を基盤とした保健事業の強化が求められています。
※Nakamura K. A "super-aged" society and the "locomotive syndrome". J Orthop Sci. (2008) 13(1):1-2.