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東北地方の介護現場に「低賃金」「若手不在」「高齢化」の三重苦|保険ニュース

東北地方の介護現場に「低賃金」「若手不在」「高齢化」の三重苦

将来も「介護提供体制が持続可能」わずか約1割。一部に前向きな意見も、介護提供体制に大きな懸念


介護事業所向けに医療ソリューションを提供するドクターメイト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役・医師 青柳 直樹、以下ドクターメイト)は、東北地方の介護従事者を対象にした調査を実施しました。この調査結果から、介護従事者の9割以上が将来の持続可能な介護提供体制の構築に見通せない・悲観的なことが明らかになりました。『低賃金』『若手不在』『高齢化』が深刻な影響を及ぼしており、地域社会の維持に対する大きな懸念が浮き彫りとなっています。

この調査結果について、ドクターメイトの代表・現役医師である青柳直樹は「東北地方では、高齢化と人口減少が深刻な地域が多く、現場で働く方々の将来への不安につながっています。しかし、この仕事はかけがえのないものであり、ICT(情報通信技術)の活用によって業務効率化や負担軽減の可能性があると期待する声も聞かれました。今後、人口増加が見込めない状況を踏まえると、働く環境の改善が喫緊の課題であると感じています。」とコメントしました。
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調査の背景・サマリー
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年問題では、介護業界のみならず、あらゆる業界で労働力不足が課題です。また介護職員の数は、介護保険制度の創設以来初めて減少(※1)しました。介護業界における賃金の格差などによる人材の離職は、施設・法人の経営課題にとどまらず、持続可能な地域社会の維持も難しくなる社会課題となっています。

そこで当社では、東北地方の介護業務に従事する(過去に勤務していた含む)300人を対象にしたアンケートを実施し、給与水準の低さ、深刻な人手不足(特に若手)といった課題に直面し、将来への強い不安を抱いている現状が明らかになりました。

国や行政による賃上げや人材不足の支援も必要ですが、同時にサービスを提供する事業者側も、DX・デジタルツール導入による生産性向上と負担軽減を実現し、職員が働きやすく持続可能な職場環境を整えることが求められています。
※1 厚生労働省2024年12月25日発表資料「介護職員数の推移の更新(令和5年分)について」より
※2 本調査で使用している詳細データなどをご希望のメディア・記者様は、弊社の広報までお問い合わせ下さい
調査トピック
- 介護の仕事への不満48.1%、満足は2割未満にとどまる- 3年後の継続意向は81.3%が不確実な見通し、前向きな回答は2割未満に- 東北地方の課題「賃金水準の低さ」が59.9%で突出、次に「人材不足」も高齢化が拍車- 「介護提供体制が持続可能」と回答した人は11.4%、88.6%が悲観的・見通しを立てられず
調査概要
調査期間:2025年5月2日~5月6日
調査方法:インターネット調査
調査対象:東北地方の介護施設や老人ホーム等の高齢者向け施設、訪問介護・看護サービスなどでの勤務経験者(現在勤務・過去勤務含む)、かつ介護福祉士・介護助手・ケアマネジャーが対象。
調査人数:男女計300名
1.介護の仕事への不満48.1%、満足は2割未満にとどまる
現在の、または過去に勤めていた介護の仕事に対する満足度について、「やや不満である」が23.5%、「とても不満である」が24.6%と回答し約半数が不満と回答。さらに「どちらともいえない」が34.0%となり、合わせて約8割以上が手放しで満足しているとは言えない状況です。
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2.3年後の継続意向は81.3%が不確実な見通し、前向きな回答は2割未満に
3年後も現在の仕事を続けているか、あるいは介護の仕事への復職を考えるかという問いに対し、「わからない」と回答した人が53.4%と最も多く、「いいえ、考えていない」も27.9%に上りました。明確に「はい、考えている」と答えたのは18.7%に留まり、多くの職員が介護の仕事についての不確実性を示唆しています。
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3.東北地方の課題「賃金水準の低さ」が59.9%で突出、次に「人材不足」も高齢化が拍車
東北地方で介護の仕事をする上での課題について尋ねたところ、「賃金水準が低い」が59.9%と圧倒的に多く、次に「人材(特に若手)が集まりにくい」が19.6%でした。
さらに回答者のコメントでは「人材が高齢化している」「人材不足。若手が集まりにくい」「高齢化率が進み、老老介護が多いことに加え若年層が県外へ流入」など、人材不足に介護従事者の高齢化が拍車を掛けている様子が伺えます。
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[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47082/89/47082-89-b4e7055b1808cd5995485a48d8b32b93-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


4.「介護提供体制が持続可能」と回答した人は11.4%、88.6%が悲観的・見通しを立てられず
自身の地域の介護提供体制の「持続可能性」について質問すると、「とてもそう思う」「ややそう思う」がわずか11.4%と 少ない結果になりました。
「あまりそう思わない」「まったくそう思う」が合計50.7%と悲観的な見方を示す意見とともに、「どちらともいえない」が37.9%となり、明確な見通しを持てていない、あるいは判断に迷う介護従事者が多い現状がうかがえます。
一方、「とてもそう思う」は2.4%、「ややそう思う」は9.0%と肯定的な見方は約1割(11.4%)となり、「変え難い仕事内容だと思うし、他の仕事に変わらないモノだと感じるから(20代 男性)」「介護ロボット等職員の負担が減る(50代 男性)」と、前向きなコメントをする人もいました。
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ドクターメイト株式会社について
【会社概要】
会社名   : ドクターメイト株式会社
代表者名  : 青柳 直樹
資本金   : 9,000万円
本社所在地 : 東京都中央区東日本橋三丁目7番19号東日本橋ロータリービル9階
公式サイト : https://doctormate.co.jp/

ドクターメイト株式会社は、オンラインでの日中医療相談や夜間オンコール代行(TM)など、介護施設(特養、老健、介護付有料老人ホーム、認知症型グループホーム等)スタッフ専用のサービスとして提供し、人材不足や夜間業務等によるスタッフの業務負担をサポートします。

2017年12月の創業から導入施設も増え、現在は国内40都道府県以上、1000を超える介護施設に導入。2022年12月には介護職向け医療教育サービス「Dスタ(DM-study)」をリリース。2024年8月には認知症ケアに対するオンライン精神科医療養指導、さらに皮膚科オンライン診療をリリース。

<表彰歴>
CHIBAビジコン2019「ちば起業家大賞」(2020)
内閣府地方創生SDGs「官民連携優良事例」(2023)
週刊東洋経済「すごいベンチャー100」選出(2024)
日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社【2025年版】」選出(2024)
5月20日(火)より開催「第6回 CareTex仙台'25出展」のご案内
5月20日(火)から夢メッセみやぎで開催「第6回 CareTex仙台'25」にドクターメイトは出展いたします。会期中は、弊社の夜間オンコール代行(TM)、オンラインによる医療相談、皮膚科診療を始めとしたサービスについてご紹介いたします。ぜひご来場の際にはお気軽にお立ち寄りください。

プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供: PR TIMES

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