
女性の働き方と収入をサポートするDAKKI(運営:合同会社MYASIA Entertainment、公式サイト:
https://dakki.jp/ )は、看護師・保育士・介護士といった資格職の給料がなぜ低く抑えられているのかについて、各職種の平均年収と全産業との格差、女性が多い職業ほど給料が安いというケア労働の低賃金構造、そして資格職の女性が収入を上げる現実的な選択肢を調査しましたので、その結果を発表いたします。
■調査の背景
看護師・保育士・介護士は、人の命と生活を支える社会に不可欠な仕事です。国家資格や専門知識が必要で、責任も体力的負担も重い。それなのに「給料が仕事に見合わない」という声が3職種すべてで共通して聞かれ続けています。この3つの職業に共通するのは、働き手の大多数を女性が占めるという点です。DAKKIは、個別の職種の問題を超えた構造的な要因を、公的統計をもとに整理しました。
■調査の概要
調査時期は2026年7月。厚生労働省の賃金構造基本統計調査・介護従事者処遇状況等調査、国税庁の民間給与実態統計調査、こども家庭庁の保育士の処遇に関する資料、およびケア労働の賃金に関する解説記事・研究をDAKKI編集部が確認するデスクリサーチを実施しました。
■3職種の年収と全産業との格差
公的統計によると、保育士の平均年収は約400万円で、全産業平均の約507万円との差はおよそ100万円。介護職員は手当・一時金をすべて含めて年収換算約405万円で、全産業との月収格差は8万円を超えています。看護師は3職種の中では高く500万円前後の水準ですが、これは夜勤手当を含んだ数字であり、夜勤という身体的負荷と引き換えの金額です。いずれの職種も、専門資格と重い責任を要する仕事でありながら、賃金水準は資格を要しない職種を含む全体平均に届かないか、夜勤でようやく届く構造になっています。そして3職種とも女性が働き手の大半を占めており、保育士と看護師は9割以上、介護職も多数を女性が担っています。
■なぜ「女性が多い職業」ほど給料が安いのか
調査から見えた構造的な要因は3つあります。第1に、公定価格の壁です。保育も介護も医療も、サービスの価格は保育料・介護報酬・診療報酬として国が決めており、事業者は人手不足だからといって価格を上げて給料に回すことができません。全産業で賃上げが進むほど、公定価格の分野だけが相対的に取り残される構造です。第2に、労働集約型であることです。ケアの仕事は人が人に向き合うことそのものが価値であり、機械化や効率化で1人あたりの生産性を大きく上げることが難しいため、賃上げの原資が生まれにくくなっています。第3に、そして最も根深いのが、ケア労働の歴史的な位置付けです。子どもの世話、高齢者の介護、病人の看護は、長らく家庭内で女性が無償で担ってきた仕事でした。それが職業化される際に「もともと女性が家庭でやってきたこと」という認識のまま低く価格付けされ、その水準が現在まで引き継がれているという指摘は、国内外の研究で繰り返しなされています。つまり「女性が多い職業だから安い」のではなく、「女性の仕事とみなされてきたから安く据え置かれ、結果として女性が多いまま」という因果です。個人の努力や資格取得では動かせない、社会の価格設定の問題がここにあります。
■処遇改善は進んでいる。それでも追いつかない理由
国も手をこまねいているわけではなく、保育士・介護職には処遇改善加算、看護職にも処遇改善の仕組みが導入され、給与は着実に上がっています。しかし全産業の賃上げペースがそれを上回るため、格差の解消には至っていません。公定価格の改定は数年に一度であり、毎年の賃上げが当たり前になった民間との差は構造的に開きやすいのが実情です。
■資格職の女性が収入を上げる現実的な選択肢
今回の調査を踏まえたDAKKIの見解として、構造が変わるのを待つ間に個人が取れる選択肢は3つに整理できます。1つ目は、同じ資格のまま条件の良い職場へ移ることです。処遇改善加算の取得区分や配分方法は事業者によって異なり、同じ仕事でも職場選びだけで年収に数十万円の差が生じます。2つ目は、認定資格やマネジメント職などのキャリアアップですが、ポストと時間の制約があります。3つ目は、資格職の安定を土台にしたまま、雇用の外に副収入をつくる方法です。在宅でできる仕事やSNS・コンテンツを活用した個人での収入づくりは、シフト勤務の合間にも取り組めるものが多く、公定価格の枠外で収入を積み上げられる点で、ケア職の構造的な限界を補う選択肢になります。社会に不可欠な仕事を続けるためにこそ、給料以外の収入の柱を持つことが自分を守る備えになります。
■DAKKIのサポートについて
DAKKIは、女性の働き方と収入に関する調査・情報発信を行うメディアとして、収入に悩む女性からの相談を受け付けています。資格職や交代勤務の方でも両立できる収入のつくり方について、一人ひとりの状況に合わせた選択肢を無料でご案内しています。給料や働き方のことでお悩みの方は、公式サイトからお気軽にお問い合わせください。
【会社概要】
・会社名:合同会社MYASIA Entertainment
・所在地:東京都
・事業内容:メディア「DAKKI」の運営、クリエイターサポート・プロデュース事業、Webメディア・Webサービスの企画運営
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DreamNews