離島の医療課題に挑む、介護DXの最前線～「眠りCONNECT」によるオンライン診療の実証研究を新上五島町で開始～｜保険ニュース

　パラマウントベッド株式会社 （本社：東京都江東区、代表取締役 社長執行役員：木村友彦、以下「当社」）は、MUSVI株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役 / Founder & CEO：阪井祐介）、芙蓉開発株式会社（福岡県福岡市、代表取締役社長：野中 美和）、みずほリサーチ＆テクノロジーズ株式会社（本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 吉原 昌利）と共同で、長崎県新上五島町において、オンライン診療の実証研究を開始しました。
　本実証研究は、日本医療研究開発機構（AMED）の「介護DXを利用した抜本的現場改善事業」に採択されており、当社の見守り支援システム「眠りCONNECT」により把握できる睡眠状態、及びその他のライフログデータと、MUSVI社のテレプレゼンスシステムを活用することで、医療・介護の連携による新たなケアモデルの構築を目指します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98878/61/98878-61-d40ba64e76f634e3ab89e76d49e00888-985x459.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左：上五島病院と接続、右：奈良尾医療センターと接続の様子。

■背景
　日本は2040年に高齢化のピークを迎えると予測されており、医療・介護の需要が急増しています。現時点でも高齢化が進んだ離島や過疎地域では、医療従事者や介護職員の不足が深刻で、地域医療の維持や介護現場の負担軽減が大きな課題です。
　中でも、介護施設職員による「通院介助」は、移動や待機を含めて1回あたり3時間を要することもあり、職員・利用者双方にとって大きな負担となっています。こうした現場の課題に対する将来を予測したテクノロジーを活用した解決策が求められています。


■実証概要
　本実証研究事業では、当社の「眠りCONNECT」と、芙蓉開発社のAI/ICT健康管理システム「安診ネット介護DX」、そしてMUSVI社のテレプレゼンスシステムを組み合わせた「眠りCONNECTコミュニケーションパッケージ」を用い、診療情報の可視化と対面同等のリアルなオンライン問診・診療の実現をサポートしています。通院に伴う負荷の最小化と医療・介護の新しい連携モデルの構築を目的としています。

▽実証フィールド
実施地域：長崎県新上五島町（高齢化率44.6％）
医療機関：上五島病院／奈良尾医療センター
介護施設：特別養護老人ホーム 福見の園（定員30名＋ショートステイ10名）


▽各社の役割
パラマウントベッド：「眠りCONNECTコミュニケーションパッケージ」の提供
MUSVI株式会社：プロジェクトマネジメント、テレプレゼンスシステムの技術提供
芙蓉開発株式会社：健康管理システム「安診ネット介護DX」の提供
みずほリサーチ＆テクノロジーズ株式会社：実証データの収集・解析および費用対効果の評価


■今後の展望
　実証フェーズで得られるデータを基に、費用対効果や導入指針を明確化し、他地域への展開可能性を高めていきます。当社は今後もブランドメッセージ「WELL BEING for all beings」のもと、高齢化が進む地域社会全体における持続可能な医療・介護の提供に貢献してまいります。


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プレスリリース提供：PR TIMES

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