去年第一子を出産したきゃりーぱみゅぱみゅ。2023年7月に開催された「祝・日比谷野音100周年 きゃりーぱみゅぱみゅ Special Live 2023 - Midnight Sun -」以来となる今回のライブは我が子が産まれてくるまでに見た“楽しい夢”と“悲しい夢”をテーマに込めている。初めての妊娠で流産を告げられたこと。手術を決めた日に、奇跡的に心臓が動いていたこと。それでもいつ流産してもおかしくない不安を隠しながら、ステージに立ち続けたこと。毎日が祈りのような時間のなか、無事に産まれてきてくれたこと。そんな、毎日がハラハラとドキドキの連続で、感情のジェットコースターのような日々を詰め込んだライブになっている。
ライブ後半戦は「演歌ナトリウム」からスタート。きゃりーの合図でサビに合わせて会場中のペンライトの色が変わる。そんな一体感に包まれたなか、「KURU KURU HARAJUKU」でファンをグッと引き込むと、「もんだいガール」「ファッションモンスター」などヒットソングを畳み掛ける。さらに、「原宿いやほい」「もったいないとらんど」をパフォーマンスしてファンと一緒に盛り上がっている姿に、きゃりーとファンの絆の強さを感じざるを得なかった。