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神戸大学大学院保健学研究科 × 株式会社ハイメディック自立期・要介護期の双方向から認知症予防を科学的に検証|保険ニュース

神戸大学大学院保健学研究科 × 株式会社ハイメディック自立期・要介護期の双方向から認知症予防を科学的に検証

- コグニケア(R)の活用と共同開発プログラムの導入で包括的研究を開始 -


 リゾートトラストグループの株式会社ハイメディック(本社:東京都渋谷区、代表取締役社⾧:伏見 有貴)は、神戸大学大学院保健学研究科(研究代表者:古和 久朋 教授/脳神経内科医・認知症専門)および一般社団法人脳の健康を守る総合研究所と共同で、自立期から要介護期までの高齢者を対象とした新たな認知症予防・進行予防研究を開始することをお知らせします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47917/317/47917-317-b24c9690e9f19258b0025b7bdccb0661-1200x300.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■背景

 神戸大学が開発した認知症予防プログラム「コグニケア(R)」は、自立した高齢者を対象に、認知症の発症予防を目的として設計されています。一方、当社が運営する介護付有料老人ホームには、認知症の方や要介護の方も多くご入居されており、自立期向けプログラムである「コグニケア(R)」を、より広いご入居者層に適用できる形へ発展させることが課題となっていました。
 この課題に対応するため、当社は神戸大学大学院保健学研究科 古和 久朋 教授と共同で、認知症の方や要介護の方にも無理なく取り組める『認知症予防・進行予防型運動プログラム』を新たに開発しました。
 これにより、「自立期:コグニケア(R)」と「要介護期:認知症予防・進行予防型運動プログラム」という、双方を補完し合う“二本柱の研究体制”が整い、幅広い状態のご入居者に対し、科学的根拠に基づくアプローチを提供できる基盤が構築されました。

■コグニケア(R)とは

 神戸大学大学院保健学研究科および認知症予防推進センターが提供する認知症予防を目的とした多因子介入プログラム。本プログラムは、有酸素運動や運動と認知のトレーニングを同時に行う二重課題運動(例:計算しながら手足の運動)、認知症予防に関する正しい知識を得る健康セミナーの実施、認知機能検査・アンケート・採血の結果を基にした健康指導で構成されます。

■研究概要

 自立期には既存の「コグニケア(R)」、要介護期には『認知症予防・進行予防型運動プログラム』を取り入れることによる、認知症予防・進行予防への効果を検証するために、下記2つの研究ラインを同時に推進します。

1. 自立・要支援期向け研究:当社の自立型シニアレジデンスにおける「コグニケア(R)」の効果検証
2. 要介護期向け研究:当社の介護付有料老人ホームにおける、古和 教授との共同開発による『認知症予防・進行予防型運動プログラム』の効果検証

 本研究を通じて、自立期から要介護期まで一貫した認知症予防モデルを構築し、科学的根拠に基づく認知症ケアの深化と、介護予防・要介護度進行抑制へ寄与することを目指します。

■共同研究体制

・神戸大学大学院保健学研究科
 研究代表者:古和 久朋 教授(認知症予防推進センター センター長/脳神経内科医)
・一般社団法人脳の健康を守る総合研究所
 代表理事:田口 淳一 医師(グランドハイメディック倶楽部 理事/循環器専門医)
・株式会社ハイメディック
 代表取締役:古川 哲也(リゾートトラスト株式会社 専務執行役員 メディカル本部 本部⾧)

■研究内容

1.自立・要支援期向け研究(神戸大学「コグニケア(R)」を用いた認知症予防効果の検証)
【目的および意義】
神戸大学が開発した認知症予防プログラム「コグニケア(R)」を高齢者向け住宅の入居者へ拡張し、その介入の効果を明らかにすることを目的とし、コグニケアが認知機能のみならず、身体機能およびウェルビーイング※1に与える影響を科学的に検証する。

【対象】
当社の高齢者向け住宅の入居者
介入群(コグニケアの介入あり):120名
対象群(コグニケアの介入なし):120名

【実施施設】
トラストグレイス白壁/アクティバ琵琶/トラストグレイス御影/トラストガーデン宝塚/レジアス百道

【評価項目】
認知機能検査およびアンケートによるウェルビーイング評価

2.要介護期向け研究(“認知症予防・進行予防型運動プログラム”の効果検証)

【目的および意義】
要介護期には「コグニケア(R)」をそのまま適用することが難しいため、古和 教授監修のもと開発した、脳の活性化と身体機能の維持を同時にめざす当社独自プログラム『認知症予防・進行予防型運動プログラム』による介入の効果を明らかにすることを目的とし、認知機能、身体機能およびウェルビーイング※1に与える影響を科学的に検証する。

<プログラムの構成>
下記4項目を組み合わせることで、認知症のある方や要介護の方でも安全に取り組める構成にアレンジ。
・二重課題運動(有酸素運動×計算課題)
・ADL改善トレーニング
・全身運動
・コミュニケーション刺激

【対象】
当社の介護付有料老人ホームの入居者
介入群(通常のリハビリテーションに加えて二重課題を行う運動教室に週2回参加):120名
対象群(通常の個別・集団リハビリテーションを継続):120名

【実施施設】
クラシックガーデン文京根津/トラストガーデン本郷/トラストガーデン東嶺町/トラストガーデン桜新町/トラストガーデン用賀の杜/ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン等々力/ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン南平台/トラストガーデン常磐松/トラストガーデン杉並宮前/トラストガーデン荻窪

【評価項目】
認知機能検査およびアンケートによるウェルビーイング評価

■今後の展開

  2025年11月よりスタートした当社の新ブランド「ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン」シリーズでは、「運動」「コミュニケーション」「食事」「睡眠」を4つの柱とした『ハイメディック・ケア』を実践しています。本研究を通じてハイメディック・ケアの第1の柱である「運動」をより強固にするため、神戸大学大学院保健学研究科の古和 教授と連携しながら効果検証を重ねてまいります。また、自立期~要介護期まで一貫して取り組める認知症予防として全施設へ展開し、人生100年時代を健やかに過ごすための “新しい認知症予防のかたち”の創出を目指してまいります。

■研究代表者紹介

古和 久朋 教授
<所属>
神戸大学大学院保健学研究科 教授
<経歴>
1995年 東京大学医学部医学科卒業
2008年 東京大学医学部附属病院神経内科 特任助教
2017年 神戸大学大学院保健学研究科 教授
2021年 神戸大学大学院保健学研究科 認知症予防推進センター センター長

■事業者情報

国立大学法人 神戸大学大学院保健学研究科 認知症予防推進センター
・所在地:兵庫県神戸市須磨区友が丘7-10-2
・URL:https://www.org.kobe-u.ac.jp/cognicare/

一般社団法人脳の健康を守る総合研究所
・所在地:東京都渋谷区代々木4-36-19
・URL:https://www.nou-kenkou.jp/

株式会社ハイメディック
・所在地:東京都渋谷区代々木4-36-19
・代表者:代表取締役社⾧ 伏見 有貴(リゾートトラスト株式会社 代表取締役 社⾧執行役員)
・資本金:3億円
・持株比率:リゾートトラスト株式会社100%
・主な業務内容:医療機関委嘱での医療施設の建設・運営、会員制医療施設利用会員権販売、
介護付有料老人ホームの経営、サービス付き高齢者向け住宅の経営等
・URL:https://www.himedic.co.jp/

※1 身体的・精神的・社会的な面も含め満たされた状態

プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供: PR TIMES

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