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火災保険の希望補償金額を用途別に分析。居住用は建物1,001~2,000万円が最多。家財は居住用・賃貸住宅で希望額に違い|保険ニュース

火災保険の希望補償金額を用途別に分析。居住用は建物1,001~2,000万円が最多。家財は居住用・賃貸住宅で希望額に違い

空き家は建物価値の把握が難しく希望金額が分かれる傾向に。家財は居住用では401~500万円、賃貸入居では100万円以下が最多に。


Mt.flowers株式会社(本社:東京都江東区)が運営する火災保険一括見積もりサービス「wismoney(ウィズマネ)」は、2024年11月~2025年10月に寄せられた見積もりデータをもとに、用途別に建物・家財の補償金額の傾向を分析しました。
その結果、居住用の建物補償では1,001~2,000万円を選択された方が最も多く、空き家では建物の価値を把握しづらい背景から希望金額が複数に分かれる傾向がみられました。
家財補償では、居住用は401~500万円が最多となる一方、賃貸入居では100万円以下を選ばれる方が最も多く、生活スタイルによって補償額の考え方に違いがあることが確認されました。
1. 居住用の建物補償の希望は「1,001~2,000万円」が最多に
居住用で建物の希望補償金額を入力された方で、最も多かったのは 1,001~2,000万円で約43.9%でした。
続いて
- 2,001~3,000万円(約24%)- 1~1,000万円(約19%)- 3,001~5,000万円(約10%)- 5,001万円~(約3.2%)
となり、住宅の再調達価額に沿った金額を選ぶ傾向がみられました。

建物補償の金額は、同程度の住宅を再建するための「再調達価額」を基準に設定する必要があります。1,001~2,000万円に希望が集中した結果は、現在の建築費水準を踏まえ、標準的な住宅規模で必要とされる補償額を選ばれた方が多いことを示しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81273/13/81273-13-b7d4f8141caa7e8ce20ee578f59a5498-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
居住用では、建物補償を1,000~2,000万円で選択された方が最も多くなっています。

2. 空き家は希望補償金額が分かれる傾向に。建物価値の把握が難しいことも背景
空き家で建物の希望補償金額を入力された方で、1,000~2,000万円が約41.9%で最も多く、
- 1~1,000万円(約34.9%)- 2,001~3,000万円(約17.4%)- 3,001~5,000万円(約5.8%)
と続きました。
築年数や保守状況が大きく異なる空き家では、建物の価値を判断しづらく、補償金額が複数に分かれやすい傾向がみられます。
また、補償金額が「わからない」と選択される方も多いという特性がありました。

空き家は建物の状態や価値を把握しづらく、補償金額の設定に迷いやすい対象です。希望金額が複数にばらついた点は、空き家特有の判断の難しさが反映されているといえます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81273/13/81273-13-f18bda9d16da600f83eff603981c9a6d-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
空き家では、建物補償の希望補償金額が複数に分かれる傾向となりました。

3. 家財補償の希望は、居住用では「401~500万円」、賃貸住宅では「100万円以下」が最も多い結果に
家財の希望補償金額を入力された方では、居住用と賃貸住宅で希望額の特徴が異なる結果となりました。
■居住用
居住用の家財の希望補償金額で最も多かったのは、401~500万円(約27.9%) でした。
次いで
- 501万円以上(約22.5%)- 201~300万円(約21.6%)
が続きました。
居住用では 200~500万円台を選択する方が比較的多く、家具・家電など生活再建に必要な家財を一定の範囲で評価している様子がうかがえます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81273/13/81273-13-08e4a65c1241637db396a08cdb49fa59-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
居住用の家財の希望補償金額では、401~500万円を希望された方が最も多くなっています。

■ 賃貸住宅
賃貸住宅の家財の希望補償金額で最も多かったのは、100万円以下(約35.5%) でした。
次いで、
- 201~300万円(約18.4%)- 501万円以上(約19.7%)
が続きました。
賃貸入居では 100万円以下の方が多い一方で、501万円以上を選択する方も一定数いるという特徴がみられ、居住形態や持ち物の量によって希望額に幅が生まれていると考えられます。

家財補償は生活必需品の再取得に必要な金額を基準に選ぶ項目です。居住用では300~500万円台を選ばれた方が多いのに対し、賃貸入居では100万円以下が最多となるなど、生活スタイルや保有家財の量によって希望金額に違いが生じています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81273/13/81273-13-677916287cc42f614376c52c41ad7063-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
賃貸住宅の家財の希望補償金額では、100万円以下を希望された方が最も多くなっています。

まとめ:用途ごとに異なる『必要な補償額』。住まいに合わせた適切な設定が重要に
今回の分析では、建物補償は居住用で1,000~2,000万円に希望が集中し、空き家では建物価値の読みづらさから金額が分かれるなど、用途によって希望額の傾向が変わることが明らかになりました。
家財補償では、居住用は401~500万円が最多で、賃貸入居では100万円以下が最も多い結果となり、保有する家財の量や生活スタイルによって必要な補償額が大きく異なる点が確認されています。

本調査では、建物・家財の希望補償金額を用途別に分析することで、住まいの形や生活環境によって「必要だと考える補償額」が大きく異なる実態が確認されました。
居住用では再調達価額を踏まえた補償額を選ぶ方が多く、賃貸住宅では家財量に応じて希望額に幅が生まれるなど、暮らしの状況に合わせた補償選択がより細分化している点が特徴です。

また、空き家では建物価値の把握が難しい背景から希望額が分かれる傾向がみられ、住宅ストックの多様化や空き家問題といった社会的課題とも関係が深い結果となりました。

wismoneyでは今後も、見積もりデータをもとに火災保険の選び方や補償ニーズの変化を継続的に分析・発信してまいります。

【調査概要】
調査対象:火災保険一括見積もりサービス「wismoney」における見積り依頼データ
調査期間:2024年11月~2025年10月
集計方法:用途別に、建物補償金額・家財補償金額として入力された金額を集計・分析

【wismoney(ウィズマネ)火災保険】
火災保険の一括見積もり:https://wismoney.jp/kasai/
火災保険の解説記事一覧:https://wismoney.jp/kasai/expert/
住まいのリスク診断AI:https://wismoney.jp/kasai/homerisk/

【会社概要】
会社名:Mt.flowers株式会社(読み:フラワーズ)
所在地:東京都江東区
事業内容:火災保険一括見積もりサービス「wismoney火災保険」の企画・運営
URL:https://mt-flowers.co.jp/

プレスリリース提供:PR TIMES

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