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2025年問題の解決策として注目の「介護美容」 認知度はまだ12%でも、働き手は過去最大3.5倍増!|保険ニュース

2025年問題の解決策として注目の「介護美容」 認知度はまだ12%でも、働き手は過去最大3.5倍増!

関心と感動は確実に


2025年、日本の全ての団塊の世代が75歳以上となり、いわゆる“2025年問題”が本格化します。
総人口の約3人に1人が高齢者となる中、介護人材の不足や心のケアの重要性がクローズアップされ、「老いをどう豊かに生きるか」は、今や日本社会の共通課題です。 そうした中、近年注目を集めているのが、介護現場に美容の力を取り入れ、高齢者のQOL(生活の質)や心身機能の向上、社会参加機会の増加を目指す「介護美容」です。
“見た目のケア”を通じて、心の活性化や尊厳の支援を行うこの取り組みは、まだ社会的な認知度は12.4%にとどまるものの、サービスに触れた人の多くが「こんな笑顔は初めて見た」と関心を寄せるなど、確かな反応と期待が広がりはじめています。
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こうした「介護美容」の現状を可視化するため、株式会社ミライプロジェクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山際 聡)は、全国の10代~70代の男女1,543名を対象に認知度調査を実施。
4月28日の「シニアーズデイ」に合わせて、その結果を公表いたします。

「介護美容」の認知度はまだ12.4%――始まったばかりの可能性

全国の10代~70代の男女1,543名を対象に、介護と美容を組み合わせた新しいケア「介護美容」という言葉について尋ねたところ、「知っている」「少し知っている」と回答した人は全体の24.6%(380人)にとどまりました。さらにその中で、サービス内容を正しく理解していた人は全体の12.4%(191人)という結果になりました。 「介護美容」は、高齢者への美容サービスを通じて心と体をケアすることで、QOL(生活の質)や身体機能の維持・向上を支える、介護保険外の新しい福祉サービスです。介護現場で求められる“心のケア”を補完できる存在として、近年、医療現場や自治体でも導入の動きが見られています。

認知度こそまだ高くはありませんが、サービスに触れた高齢者や家族からは「表情が明るくなった」「また受けたい」といった声も寄せられており、介護の未来を支える新しい選択肢として、今後ますます広がっていくことが期待されています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25369/31/25369-31-13824c6e71f49bceb5933dc768646e4a-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※グラフの「誤解・未理解」には、「介護美容」という言葉を知らない人、および誤って理解していた人を含みます。


働き手「ケアビューティスト」の認知度は4.6% それでも人手不足の打ち手として期待される職種

介護美容を専門とするプロフェッショナル「ケアビューティスト」という職種についても調査を実施しました。
全国の10代~70代の男女1,543名を対象に「ケアビューティスト」という言葉について尋ねたところ、「知っている」「少し知っている」と回答した216人のうち、仕事内容を正確に理解していた人はわずか71人(全体の4.6%)にとどまりました。

ケアビューティストとは、介護を必要とする高齢者に、介護美容の技術で自分らしさや生きる力を届け、笑顔のある暮らし方を支援する新しい職業です。

現在は介護人材の不足、心のケアの重要性の高まり、多様な働き方へのニーズの高まりなどを背景に、副業・地域起業など様々な働き方ができる仕事としても注目が集まっています。ケアビューティストの養成スクール「介護美容研究所」の受講生は年々増加しており、現場での活躍が全国各地で見られています。

認知度はまだ高くありませんが、ケアの現場では「こういう職種が必要だった」との声も聞かれ、今後、介護の質や人材戦略を支える存在として社会的役割が拡大していくことが期待されています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25369/31/25369-31-0f6dceb33a4aff790a2417539cd6ae96-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※グラフの「誤解・未理解」には、「ケアビューティスト」という言葉を知らない人、および誤って理解していた人を含みます。


介護美容を仕事にしたい人は増加している!介護美容研究所の卒業生は2021年比で3.5倍

上記の認知度調査結果の一方、介護美容のプロフェッショナル「ケアビューティスト」を育成するスクール「介護美容研究所」は2018年に開校し、2021年からのわずか3年間で卒業生数は3.5倍に増加。即戦力として「介護美容」を仕事にすることへの関心の高まりを見せています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25369/31/25369-31-33a73fbc9f673c7272c6da092027909f-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
      ※株式会社ミライプロジェクト調べ

関心の高まりの背景として、社会構造の変化と人々の意識の変化があります。 以前の世代よりも美容への関心が高い団塊の世代が2025年にすべて75歳以上になることで、高齢者の美容ニーズはかつての“贅沢”から“生きがい”へと変化し、介護現場でも美容による心のケアが“必要な支援”として注目されています。
また、介護職員の人手不足や働き方の多様化への対応も進む中、ケアビューティストのような副業・地域起業を可能にする職業は、社会に新しい選択肢をもたらします。新しい職種ではありますが、介護・福祉・美容の分野で“次世代のスタンダード”として確実に広がりつつあります。

実際に働くケアビューティストの事例紹介

■「大切な人に美容を贈る」――介護現場で広がる“ギフトとしての介護美容”
実際に現場で活躍するケアビューティストのひとりが、大阪府在住の米田美穂さん(37歳)です。
10代の頃からヤングケアラーとして両親の介護を担った経験をきっかけに、介護美容の専門教育を受講。現在は、4人の子どもを育てながら、高齢者向けの訪問美容を手がける個人事業主として活動しています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25369/31/25369-31-e5a5cda5341e1edd35bd6121b6f868c6-843x623.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※実際に米田さんが施術している様子

米田さんが力を入れている取り組みのひとつが、「介護美容をギフトとして贈る」という新しいアプローチです。
たとえば、市民後見人からの依頼で、身寄りのない高齢者のもとにネイルケアを届けた事例では、当初落ち着きのない様子だった高齢者が、美容施術を受けた後には穏やかな笑顔を見せるようになりました。
周囲の職員が「きれいになったね」と声をかけた際、ネイルを施された手を差し出しながら笑顔で応じていたその姿に、依頼者である市民後見人の方も「あんなふうに笑っているのを初めて見た」と驚きを口にしたといいます。

こうした“ギフトとして贈る介護美容”は、美容そのものの効果にとどまらず、人と人のつながりを取り戻すきっかけとなることがあります。米田さんのような活動は、孤立しがちな高齢者の心に働きかけ、コミュニケーションや自己肯定感を引き出す新しい福祉の形として、今後の広がりが期待されています。

■業界も行政も期待する介護美容の可能性――広がる社会実装
トヨタ自動車・豊田市による、「e-Paletteの多目的利用の有効性検証」と「山間地域の高齢者の福祉サービスに対するニーズ確認」を目的とした実証実験に介護美容サービスが採用されました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25369/31/25369-31-28a3a6da0f4db0ec496a6f3a8c562efb-989x676.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※e-Paletteで介護美容を提供する様子

足助地区を中心とした市内の高齢者の男女を対象に、停車したe-Palette車内でフットケア・ハンドケア・爪ケア(ネイル)のいずれかを会話しながら提供しました。美容を提供した介護美容研究所(名古屋校)卒業生のケアビューティストは介護職としても働いており、「介護美容 笑夢」として豊田市を中心とした訪問型介護美容サービスを運営しています。

ハンドトリートメントを受けた利用者の方は、始終ケアビューティストとの会話を楽しまれていました。「e-Paletteの車内を活用することでとても暖かくて良かった。美容もいいけどヘアーカットもやってもらえたらいいね!」と話され、特に山間地では介護美容サービスと触れ合う機会がないため、貴重な体験として喜ばれていました。
このように業界大手企業や自治体との新しい取り組みにもケアビューティストは貢献しています。

■ホスピスで介護美容が終末期患者の生きる喜びに
【介護美容を導入するホスピスの施設長の声】マザアス在宅ホスピス南柏のホーム長 立石様より
・末期がんの入居者様が介護美容を受けたエピソードについて
長く入院生活を送っており、お洒落が大好きだったにもかかわらず、病状や環境の制約から美容を諦めざるを得ませんでした。
しかし、マザアス在宅ホスピス南柏へ移ってからネイルケアを受けた際、ベッド上で手を伸ばし、塗られたばかりの爪を「きれい」と眺める眼差しは、長い間閉ざされていた喜びを取り戻したかのようでした。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25369/31/25369-31-10dbcbf51ec889670d8a954bfb7cdc91-3900x2603.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「次はいつ来てくれるの?」と末期がんで体力が急速に衰えていく中で、介護美容の訪問日が小さな目標となり、生きる喜びとなりました。

残念ながら病状は急速に進行し、最終的には寝たきりの状態となりましたが「今はこのような状態ですが、ぜひこの方に1番にネイルをしてほしい」とお願いし、ケアビューティストが対応しました。

数日後、当該入居者様は逝去されましたが、最期の時間まで“美しくありたい”という願いに応えられたことは、職員にとっても“ケアの原点”を見つめ直す貴重な経験となりました。
介護美容は、痛みや不自由さが色濃い生活の中に、確かな輝きをもたらしたのです。

今後の取り組みと目指す社会像

本調査結果をふまえ、当社では引き続き、介護現場への美容導入の支援や、ケアビューティストの育成・普及活動に力を入れてまいります。 「介護×美容」のチカラで、介護を受けなければならない人、誰かのために働きたい人、すべての人に幸せや生きる意欲、やりがいをもたらすことができる社会の実現を目指します。

調査概要

・実施方法:インターネットリサーチ
・実施期間:2025年1月16日~1月23日
・調査対象:全国の10代から70代の男女 1,543名
・実施主体:株式会社ミライプロジェクト
※本調査はインターネットリサーチの結果であり、人口構成比による補正は行っておりません。

介護美容研究所とは

高齢者向け美容サービスを提供できるプロフェッショナルの技術を習得できる社会人スクールです ・全国6拠点で展開(東京・横浜・名古屋・大阪心斎橋・大阪梅田・福岡)
・入学者の約半数は介護・美容業界未経験者
・2024年10月、大阪駅直結の新しい駅ビル「イノゲート大阪」に梅田校がオープン
・スクールHP:https://academybc.jp/
・公式Instagram:https://www.instagram.com/carebeauty_mirapro/

株式会社ミライプロジェクトについて

株式会社ミライプロジェクトは今年設立10周年を迎えます
・代表者:代表取締役 山際 聡
・本社所在:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F
・設立日:2015年11月19日
・事業内容:介護・医療関連職の人材紹介事業、介護×美容の人材育成事業、訪問美容事業、介護×美容の商品販売事業
・会社HP:https://www.mirapro.net/

問い合わせ先

株式会社ミライプロジェクト
広報担当:矢島
メールアドレス:yajima.r@mirapro.net
住所:東京都渋谷区神宮前1-15−15 タガミ神宮前ビル2F

プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供: PR TIMES

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