クレジットカード

個人事業主におすすめのクレジットカード5選!事業用カードを持っておくメリットを比較

個人事業主におすすめのカード

個人事業主の中には、事業にクレジットカードを役立てたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

クレジットカードがあると手元に現金がなくても仕入れが可能などメリットがありますが、個人事業主は収入が安定しづらいため、審査に通過できるか不安だという声も聞かれます。

「個人事業主でもクレジットカードは持てる?」
「事業にクレジットカードを使うとどんなメリットがあるの?」
「事業におすすめのクレジットカードが知りたい」

このような悩みを持っている方に向けて、個人事業主向けのおすすめのクレジットカード5選と、カードを持つメリットをご紹介します。

この記事の内容

そもそも個人事業主はクレジットカードを持てる?

個人事業主でもクレジットカードは持てますが、次の理由で審査上不利になりがちなので、クレジットカードを作成する上で注意点があります。

  • 収入が不安定
  • 倒産のリスクがある

個人事業主がクレジットカードを持ちたい場合に知っておきたい知識を、確認しましょう。

一般的に個人事業主は正社員よりも不利だけどクレジットカードを持てる

一般的には個人事業主は正社員よりも審査上不利ですが、次のような特徴を持つクレジットカードもあるので個人事業主でもクレジットカードを持てます。

  • スタートアップ企業を歓迎している法人カード
  • 個人与信の法人カード

個人カードの作成が難しくても、これらの特徴を持つカードなら審査に通る場合も。

法人代表者や個人事業主であれば事業の実績は関係なく申し込めるカードが、スタートアップ企業を歓迎しているカードです。

たとえば「三井住友ビジネスカード for Owners クラシック」などがあります。

法人カードの中には、事業者個人を審査対象とする個人与信のカードもあります。

決算書などがなくても申し込める場合もあるので、不安な人はそれらのカードを検討しましょう。

できるだけ在職中に個人事業主向けのクレジットカードを作っておく

これから事業を始めようと考えているけれどまだ仕事を辞めていない人は、在職中にクレジットカードを作っておくと安心です。

まだ事業を始めていないので法人カードは作れませんが、事業用として個人カードを作っておくとプライベート用のカードとは別に利用できて便利です。

クレジットカードの作成の際は本人確認の電話が職場に行くので、有給休暇を消化してから辞める予定の人は休暇に入る前に申し込みを済ませましょう。

個人事業主向けクレジットカードの審査で重視される事業状況と個人の信用情報

法人カードの審査で重視されるのは、事業の状況と事業者個人の信用情報です。

具体的に見られる項目は、以下の通りです。

見られる項目 審査への影響
経営実績 設立からの時間が長いと有利
財務状況 黒字決算が続いていれば有利
事業者個人の信用情報 これまでの借入で延滞がないと有利

法人カードの審査でも事業者個人の信用情報のウエイトは高いと言われています。

法人用のクレジットカードの審査であっても、経営者自身の信用情報はかなりのウエイトで審査に影響を及ぼすといわれます。個人事業主の場合はなおさらでしょう。これは裏を返せば、経営者自身の信用情報が健全であれば、審査に通る可能性が十分にあるということでもあります。引用元:JCBカード|法人用のクレジットカード審査でチェックされるポイントは?

信用情報とはこれまでのクレジットカードやローンの利用など、個人の借入に関する情報です。

延滞がなく順調に支払いができていれば、法人カードの審査に通る可能性が高まります。

審査に通りやすくするポイント

以下の点に注意すれば、カードの審査に通りやすくなります。

注意点 理由
一度に複数のカードを申し込まない 資金繰りに困って借入をあせっていると思われる
返済能力を不安に思われる
固定電話を引く オフィスの所在地がはっきりするので事業を行っている証明になる
万が一返済が滞っても連絡がつきやすい安心感がある
使っていないカードは解約しておく 持っているカードの枠の金額分カードが使えるので枚数が多いと返済能力が疑問視される

カードの審査に通らなかった場合、これらの点に問題がなかったかをチェックすると、次に申し込んだときに通りやすくなる可能性があります。

一度に複数枚申し込んだ場合は、少なくとも半年開けてから再度申し込みをしましょう。

カードの申し込みをした情報は半年間記録されたままなので、その期間に申し込みをしても同じ結果になります。

申し込みに関するポイントとして、
一度に複数社のカードの申し込みをしないこと
固定電話を引くこと
使っていないカードを解約する
などが挙げられます。
引用元:三井住友カード|申し込みに関するポイント

※三井住友カードの審査内容ではなく一般的な審査のポイントです

個人事業主が発行できるクレジットカードは法人と個人の2種類

個人事業主が作れるクレジットカードには、大きく分けると以下の2種類があります。

カードの種類 特徴
法人カード 法人または個人事業主が作成できるカード
ビジネスでの利用を想定
個人カード 一般の人が発行するカード
日常的な利用を想定

法人カードはビジネスでの利用を想定しているので、以下のような特徴があります。

  • 利用可能額が個人カードよりも大きい
  • ビジネス関連のサービスが受けられる
  • 法人口座からの引き落としも可能
  • 年会費がかかるカードが多い

以下のように一般カードと同じ機能にも、ビジネス面で役立てられるものがあります。

  • 会計ソフトと連携可能
  • お金の動きがわかりやすくなる
  • 後払いなので資金繰りに役立つ
  • ポイントが貯まる

ビジネスでの利用を想定しているので、法人カードを持つ方がビジネス面では役立ちます。

法人カードの中には個人事業主でも発行できるビジネスカードがある

法人カードの中には個人事業主でも発行できるものがあります。

たとえばJCBカードが発行する「JCB CARD Biz」は、申し込み対象が法人代表者または個人事業主です。

中には個人事業主しか申し込めないクレジットカードもあります。

たとえばオリコカードの「CREST for Biz(クレスト フォービズ)」は、個人事業主しか作れないカードです。

法人カードの種類

法人カードには次のような種類があります。

カードの種類 特徴
ビジネスカード 中小企業や個人事業主向け
個人与信のカードも見られる
コーポレートカード 大手企業向け
カードの使用者が20名以上の企業におすすめ

コーポレートカードの方がカードの利用枠が高く、カードの利用者ごとに枠が設定できるなどの特徴を持つものもあります。

個人事業主が利用するなら、ビジネスカードがおすすめです。

個人事業主は個人カードを事業用カードとしても利用する方法もある

個人事業主の場合、個人カードを事業用カードとして利用する方法もあります。

会計ソフトとの連動も可能でポイントが貯まるなどの特徴もあるため、個人カードを利用しても構いません。

個人事業主が事業用のクレジットカードを持つ5つのメリット

個人事業主が事業用のクレジットカードを持つと、主に5つのメリットが期待できます。

  • 会計ソフトと連携させられる
  • 支払いが区別できる
  • 後払いが可能
  • ポイントが貯められる
  • 支払いの手間・コストが抑えられる

詳細を見ていきましょう。

会計ソフトと連携して経理業務を大きく効率化する

クレジットカードと会計ソフトを連携させると、以下の理由で経理業務が大きく効率化できます。

  • 自動で銀行口座・クレジットカードの履歴を取得できる
  • 手作業での入力が減らせる
  • 事業専用のカードなので振り分ける手間がかからない

会計ソフトには銀行口座やクレジットカードを設定しておくと自動で履歴を取得する機能が付いているものが多いため、自動的に取引が帳簿に反映されます。

領収証やレシートを見ながら手作業で入力を行うと時間がかかり、間違いも多くなります。

会計ソフトを利用すると、手作業で入力する必要がありません。

事業専用のカードを持っていると、使ったお金の目的によって振り分ける手間もかからないので、効率的です。

会計ソフトとの連携方法の例

三井住友カードを例に、会計ソフトとクレジットカードを連携させる方法をご紹介します。

三井住友カードでは法人カードの利用明細データを「勘定奉行」という会計ソフトで受け入れる方法で、仕訳伝票が自動作成される仕組みになっています。

申し込みも利用料金も無料で、会計ソフトとして「勘定奉行」を導入すればこのサービスが利用できます。

ビジネスとプライベートの支払い区別が可能

個人事業主が事業用のカードを持つと、ビジネスとプライベートで支払いの区別ができます。

支払いが区別できると、次の点で便利です。

  • 使った金額がわかりやすい
  • お金の支払い目的による振り分けが不要
  • 引き落とし日が固定されるので管理しやすい

カードを分けるとビジネスのためにいくら使ったのかがわかりやすくなり、明細を見て利用目的によって振り分ける必要もなくなります。

引き落とし日が固定されるのでお金の動きを追いやすく、管理しやすいメリットもあります。

後払いができるので資金繰りに余裕ができる

クレジットカードの支払いは後払いなので、資金繰りに余裕が生まれます。

今仕入れがしたいと思っても、手元に現金がなければできません。

クレジットカードを持っていれば、手元に現金がなくても後払いによる仕入れが可能です。

資金不足でビジネスチャンスを逃す不安もありません。

経費や税金の支払いでポイントを貯められる

事業では大きなお金が動く機会も多いものですが、経費や税金の支払いにクレジットカードを活用すれば効率的にポイントが貯められます。

ポイント還元率が0.5%のカードを例に、月々の支払いでどれくらいポイントが貯められるか試算してみましょう。

費用の例 貯まるポイント
水道光熱費
3万円
150ポイント
交際費
1万円
50ポイント
消耗品費
1万円
50ポイント
通信費
1万円
50ポイント
雑費
1万円
50ポイント

これだけでも月に350ポイント、1年間で4,200円分のポイントが貯まります。

これに税金の支払いなどを加えると、さらにポイントが増えますね。

オフィスの賃貸料をクレジットカード払いにできれば、まとめてポイントが貯められます。

あまり多くはありませんが家賃のクレジットカード払いに対応できる不動産会社もありますので、可能な場合はクレジットカード払いにするとよりお得です。

家賃を10万円とした時、ポイント還元率0.5%のカードで支払いをすれば毎月500ポイントが貯まります。

1年間で6,000ポイントです。

支払いの手間・コスト(手数料)を抑えられる

クレジットカードがあれば、以下の理由で支払いの手間やコストが抑えられます。

  • 振込や現金の用意の手間を省ける
  • 支払いのたびに手数料を払わなくていい
  • カード払いにしておくと出費の管理がしやすい

カードがなければ支払いのたびに振込に行かなければいけない・現金を用意しなければいけないなどの理由で、手間がかかります。

毎回の支払いで手数料を負担していると、気づかないうちに手数料が高額になっている場合も。

カードがあれば、手間もコストも削減できます。

カード払いにしておくと、たびたび発生する必要なものの購入・給油・有料道路の利用料金・公共料金・プロバイダー費用などがいくらかかったか、明細で確認可能です。

出費の管理もしやすく、便利です。

個人事業主におすすめなクレジットカード5選を比較

個人事業主におすすめのクレジットカードには、どのようなものがあるのでしょうか。

年会費やサービス、ポイント還元率など、情報を比較した、5選を紹介します。

カードの名称 年会費 利用可能枠 サービス ポイント還元率 付帯保険
JCB CARD Biz/
JCB CARD Biz ゴールド
一般:初年度無料
2年目以降1,375円(税込)
ゴールド:初年度無料
2年目以降11,000円(税込)
一般:10万円~100万円
ゴールド:50万円~300万円
ETCスルーカード
会計ソフトの取り込み
出張手配サービスなど
0.5% 旅行傷害保険
ショッピングガード保険
※国内・海外航空機遅延保険
※はゴールドのみ
アメリカン・エキスプレス・
ビジネス・ゴールドカード
34,100円(税込) 会計ソフトとの連携
空港ラウンジサービス
手荷物無料宅配サービスなど
1.0% 旅行傷害保険
国内航空機遅延費用
ショッピング・プロテクション
リターン・プロテクション
キャンセル・プロテクション
三井住友ビジネスカード
for Owners クラシック
1,375円(税込)
※ネット入会限定で初年度無料
原則10万円~150万円 会計ソフトとの連携が可能
ビジネスサポートサービス
福利厚生代行サービスなど
0.5% 海外旅行傷害保険
ショッピング補償(海外)
セゾンプラチナ・ビジネス・
アメリカン・エキスプレス・カード
22,000円(税込)
※年間200万円以上の利用で
次年度11,000円(税込)に優遇
コンシェルジュ
空港ラウンジサービス
優待価格でのビジネスサービス提供など
0.5% 旅行傷害保険
ショッピング安心保険
NTTファイナンス Bizカード 無料 40万円・60万円・80万円 Amazon Business
出光キャッシュバックシステム
ETCカードなど
1.0% 旅行傷害保険
ショッピング保険

中でもおすすめなのは、JCB CARD Biz/JCB CARD Biz ゴールドです。

手ごろな年会費で充実したサービスが受けられます。

それぞれのカードをどのようにビジネスに生かせるのか、詳細を見ていきましょう。

JCB CARD Biz/JCB CARD Biz ゴールドは年会費の負担がかからない

JCB CARD Biz/JCB CARD Biz ゴールドに申し込めるのは法人代表者または個人事業主で、カードの使用者は20歳以上です。

負担にならない年会費で充実のサービスが受けられるカードです。

付帯保険の詳細

付帯保険の詳細を見てみましょう。

まずは一般カードの補償内容です。

旅行傷害保険
(死亡・後遺障害)
海外:最高3,000万円
国内:最高3,000万円
※条件あり
ショッピングガード保険 海外:最高100万円
※1事故につき10,000円の自己負担が必要

※My Jチェックへの登録・カードによる乗り物の料金などの支払いが条件

次にゴールドカードの補償内容もご紹介します。

旅行傷害保険
(死亡・後遺障害)
海外:最高1億円
※家族特約も付帯
国内:最高5,000万円
国内・海外航空機遅延保険 乗継遅延費用保険金(客室料と食事代):2万円程度
出航遅延費用等保険金(食事代):2万円程度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類の購入など):2万円程度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類の購入など):4万円程度
ショッピングガード保険 海外:最高500万円
国内:最高500万円
※海外・国内とも1事故につき3,000円の自己負担が必要

ゴールドカードの補償内容は、かなり充実していますね。

ビジネス関連のサービス

JCB CARD Biz/JCB CARD Biz ゴールドのビジネス関連のサービスを見てみましょう。

※印のサービスはゴールドカード限定です。

  • ETCスルーカード
  • 会計ソフトへの取り込みが可能
  • JCB.ANA desk(インターネット出張手配システム)
  • JCB de JAL ONLINE(航空券の予約ができるチケットレスサービス)
  • JR東海「エクスプレス予約」サービス
  • じゃらんコーポレートサービス
  • ※空港ラウンジサービス
  • ※JCBゴールドグルメ優待サービス

期間限定で会計ソフト利用料金の割引などのキャンペーンが行われる場合もあります。

ビジネス関連のサービスが充実したカードです。

ポイント還元率の上げ方

JCB CARD Biz/JCB CARD Biz ゴールドは1,000円で1ポイントのOki Dokiポイントが貯まるカードです。

電子ギフトにチャージする場合は1ポイント5円分として利用できるのでポイント還元率は0.5%ですが、キャッシュバックする場合は1ポイント3円分で還元率が0.3%になります。

ポイントの交換方法に注意すると、よりお得に利用可能です。

以下の方法でポイントアップできるので、仕入れや昼食の時などに利用できる方法があれば利用してポイントを効率的に貯めましょう。

カードの利用方法 ポイントの増え方
JCB ORIGINAL SERIES ポイント優待店での利用でポイントアップ
ポイント優待サイト Oki Doki ランド 経由してネットショッピングをするとポイントが2倍~20倍
海外での利用 ポイント2倍
※My Jチェックの利用が条件
JCB STAR MEMBERS 一定の金額利用すればポイントアップ

たとえば消耗品をOki Dokiランドを通してネットで購入するなどの方法が考えられます。

申込時の必要書類

個人事業主が申し込みの際に求められる書類は以下の通りで、キャッシングサービスを希望するかで必要なものが異なります。

  • JCBから郵送された書面
  • 本人確認書類
  • 事業内容確認書(キャッシングサービス希望時のみ)

特徴はキャッシングサービスを利用しない場合、事業内容の確認書が必要ない点。

開業届などの提出が不要なため、個人事業主になる前でも開業の準備として「JCB CARD Biz」を発行できます。

申し込みはインターネットから行えます。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードは充実したサービス有

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードはとてもサービスが充実しているカードですが、年会費が34,100円(税込)と高額な点がネック。

年会費が気にならなければ、便利に利用できるカードです。

付帯保険の詳細

付帯保険の詳細を見てみましょう。

旅行傷害保険
(死亡・後遺障害)
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
※条件あり
ショッピング・プロテクション 海外・海外問わず最高500万円
※1事故につき10,000円の自己負担が必要
キャンセル・プロテクション
(怪我や病気で出張などをキャンセルした場合)
年間10万円まで
リターン・プロテクション
(購入店に商品の返品を受け付けてもらえない場合)
最高3万円まで、年間15万円まで
※購入から90日以内

※カードでの支払いが条件、カードで支払っていない場合は5,000万円までの海外旅行傷害保険のみ付帯

ビジネス関連のサービス

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードのビジネス関連のサービスを見てみましょう。

  • 追加カード
  • 会計ソフトとのデータ連携
  • 専門家への相談課が可能
  • ビジネス情報サービスの無料提供
  • アメリカン・エキスプレス JALオンライン(国内線法人専用運賃)
  • オーバーシーズ・アシスト(海外出張先で24時間日本語サポート)
  • 空港ラウンジサービス
  • 手荷物無料宅配サービス
  • 手荷物ホテル当日宅配サービス
  • エアポート送迎サービス(定額料金)

このほかにも有料でシェアオフィスが利用できるサービス・クラウドソーシング依頼サイトが利用できるサービス・名刺管理アプリなど、多数のサービスを提供しています。

接待や交流を目的として、ゴルフ関連サービスや京都特別観光ラウンジの利用などもできます。

申込時の必要書類

個人事業主向けカードを申し込む場合は、カードの受け取り時に本人確認のための公的書類の提示が求められます。

申し込みはインターネットでできます。

個人事業主が申し込む場合は「個人事業主としてお申し込み」のボタンから申し込みをしましょう。

法人格として申し込むと、商業登記簿謄本などの提出が求められる場合があります。

三井住友ビジネスカード for Owners クラシックは手頃にポイントが貯まる

三井住友ビジネスカード for Owners クラシック

三井住友ビジネスカード for Owners クラシックは、満20歳以上の法人代表者または個人事業主が申し込めるカードです。

年会費が手ごろでポイントアップできる方法が多いので、お得に利用できます。

付帯保険の詳細

付帯保険の詳細を見てみましょう。

旅行傷害保険 海外:最高2,000万円
※条件あり
ショッピング補償 海外:年間100万円まで

旅行傷害保険は自動的に補償の対象となります。

ビジネス関連のサービス

三井住友ビジネスカード for Owners クラシックのビジネス関連のサービスを見てみましょう。

  • ETCカード
  • 会計ソフトとの連携が可能
  • プラスEXサービス(東海道新幹線のネット予約・チケットレスサービス)
  • ビジネスサポートサービス(レンタカー・引っ越し・必需品お届けサービスなど)
  • 福利厚生代行サービス(宿泊施設などの割引)
  • 空港ラウンジサービス
  • 航空機チケットレス発券サービス

ビジネスサポートや福利厚生代行など、便利なサービスが受けられます。

ポイント還元率の上げ方

三井住友ビジネスカード for Owners クラシックは200円で1ポイントのVポイントが貯まる、ポイント還元率が0.5%のカードです。

以下の方法でポイントアップができます。

カードの利用方法 ポイントの増え方
いつもの利用でポイント+2%還元! コンビニ3社とマクドナルドでポイント+2%
選んだお店でポイント+0.5%還元! 事前に対象店舗を登録するとポイント+0.5%
3店舗まで登録可能
ココイコ! 行きたい店舗にエントリーしてカード払いにすると特典が受けられる
ポイントUPモール ポイントUPモールを通したネットショッピングでポイントが2倍~20倍

利用できるサービスや特典を積極的に利用して、ポイントを貯めたいですね。

申込時の必要書類

申し込みの際には以下の書類が必要です。

  • 本人確認書類(あれば運転免許証または運転経歴証明書)
  • 金融機関の通帳またはキャッシュカード

申し込みはすべて、インターネット上で完了できます。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードはビジネス向けサービスと補償が充実

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの券面画像
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは学生と未成年を除く個人事業主または経営者が申し込めるカードです。

年会費が22,000円(税込)で優遇があっても11,000円(税込)なので負担が気になりますが、その分サービスや保障は充実しています。

付帯保険の詳細

付帯保険の詳細を見てみましょう。

旅行傷害保険 海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピング補償 海外:年間100万円まで

※カードでの旅費などの支払いが条件

ビジネス関連のサービス

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの、ビジネス関連のサービスを見てみましょう。

  • コンシェルジュ
  • 空港ラウンジサービス
  • セゾンプレミアムゴルフサービス
  • Tablet Hotels(ホテルの紹介)
  • 優待価格でビジネスサービスを提供(クラウド会計ソフト・弁護士・事務用品など)
  • ハイヤーサービス優待
  • 海外用Wi-Fiレンタルサービス優待

ビジネスサービスを優待価格で受けられるので、便利に利用できますね。

ポイント還元率の上げ方

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは1,000円の利用で永久不滅ポイントが1ポイント貯まるカードで、ポイント還元率は通常0.5%です。

ポイントの交換先によっては、還元率が下がる場合もあります。

ポイント還元率は、以下の方法でアップできます。

カードの利用方法 ポイントの増え方
海外での利用 ポイント2倍
セゾンポイントモール セゾンポイントモールを通したネットショッピングでポイント最大30倍

ネットショッピングを利用すればかなりお得なので、事業で必要なものをできるだけネットで購入したいところです。

申込時の必要書類

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードを申し込む場合は、以下の書類が必要です。

  • 登記簿謄本または印鑑証明書
  • 本人確認書類

登記簿謄本の代わりに印鑑証明でも認められる場合があります。

申し込みはインターネットでできます。

NTTファイナンス Bizカードは年会費が永年無料で高還元率

NTTファイナンス Bizカード

法人カードでありながら年会費永年無料なのが、NTTファイナンス Bizカード(レギュラーカード)です。

ポイント還元率が1.0%と高い点もメリットです、

法人または個人事業主が作成でき、満20歳以上の人がカードを利用できます。

付帯保険の詳細

付帯保険の詳細を見てみましょう。

旅行傷害保 海外:最高2,000万円
国内:最高2,000万円※条件あり
ショッピング保険 海外・国内:年間100万円

※旅行代金をカードで支払った場合に限る

年会費無料なので補償額はそこまで高くありませんが、海外・国内とも旅行傷害保険もショッピング保険もつくので、安心感があります。

ビジネス関連のサービス

NTTファイナンス Bizカードのビジネス関連のサービスを見てみましょう。

  • ETCカード
  • ツアー優待サービス
  • 出光キャッシュバックシステム(出光でガソリン代が1ℓにつき2円~40円割引)
  • Amazon Business
  • JR東海エクスプレス予約サービス(年会費1,100円必要)

Amazon Businessとは通常のAmazonのサービスに以下のサービスが追加された、法人や個人事業主向けの新サイトです。

  • 決済方法が選べて請求書払いも可能
  • 法人・個人事業主向け価格で購入可能なのでお得
  • Businessプライム(迅速な配送が可能)
  • 組織でアカウントが共有できる
  • 購買・分析機能があり経理作業が楽になる

便利なサービスですね。

ポイント還元率の上げ方

NTTファイナンス Bizカードでは、会員専用ポイントモール「倍増TOWN」を経由してショッピングをすると最大で26倍のポイントが獲得できます。

提携ショップが450店舗以上あり、便利です。

申込時の必要書類

個人事業主が申し込みの際に求められる書類は、本人確認書類です。

個人事業主限定でインターネットからの申し込みが可能です。

個人事業主がクレジットカードを選ぶときの重視点

個人事業主がクレジットカードを選ぶ場合は、事業も視野に入れてカード選びをしなければいけません。

どのような点をチェックすべきか、個人事業主がクレジットカードを選ぶ際のポイントをご紹介します。

クレジットカードのコスパ重視で選ぶ

クレジットカードを持つなら、コスパを重視しましょう。

チェックすべきポイントは、以下の通りです。

  • 年会費
  • サービス
  • ポイント還元率

法人カードは年会費がかかるので、維持し続けるなら少しでも年会費が安い方が助かります。

年会費が安いせいで必要なサービスがないのも困るので、サービスとの兼ね合いを見ながら必要なサービスがついている中で年会費が安いカードを選択しましょう。

ポイント還元率も重要なポイントです。

以下のようなメリットがあるカードもあるので、どのような場面でカードを利用するかイメージして選びましょう。

  • 特定の店舗でポイントがたくさんつく
  • ポイントアップサイトを通せばポイント還元率が上がる
  • 海外の利用でポイントがたくさんつく

普段利用する店舗やサービスで優遇されるカードを選ぶ

個人事業主がクレジットカードを選ぶ場合、よく利用する店舗やサービスで優遇されるカードを選ぶと以下の理由でお得です。

  • 効率的にポイントが貯められる
  • 割引特典などが受けやすい

荷物の発送や昼食の購入などでオフィスがある場所に近いコンビニをよく利用する、事業の関係で特定のサービスを利用する場合が多いなど、事業内容によってカードの利用場面が違います。

自分の事業の形態やオフィスの場所なども考慮しながら、カードを選びましょう。

事業にうれしい保険・補償が手厚いカードを選ぶ

事業用のカードを作るなら、事業に役立つかどうかもチェックすべきポイントです。

カードによっては次のようなメリットが得られるものもあります。

  • 保険が充実している
  • 空港ラウンジサービスがある
  • コンシェルジュサービスがある
  • 会計ソフトの割引サービスがある
  • 経理サポートが受けられる
  • 弁護士相談サービスがある
  • チケットレスで新幹線に乗れる

事業関連のサービスもチェックして、自分の事業に便利なサービスがついているカードを選びましょう。

個人事業主向けクレジットカードの審査を受ける流れ

個人事業主がクレジットカードの審査を受ける際の流れを、確認しましょう。

事前に流れを確認して必要なものを準備しておくと、安心して申し込めますね。

①入会申込フォームから申し込む

法人カードもインターネットからの申し込みが可能です。

申し込みたいカードの公式サイトにアクセスして、入会申込フォームから申し込みを始めましょう。

必要事項を入力して送信すると、審査の過程で申込確認の連絡が入ります。

入力内容には、以下のような項目があります。

  • 法人種別(株式会社・有限会社・個人事業主のいずれにあたるか)
  • 業種
  • 資本金
  • 従業員数
  • 法人や代表者に関する情報

②審査結果通知がくる

審査結果が出ると、結果が通知されます。

インターネットで申し込みをすると、メールで審査結果の通知が行われるケースが多く見られます。

③必要書類を提出(郵送またはWeb)

必要書類は郵送で提出が求められる場合もありますし、Webで提出できるカードもあります。

求められる書類は本人確認書類です。

法人の場合 現在事項全部証明書または履歴事項全部証明書
代表者の本人確認書類(運転免許証など)
個人事業主の場合 個人事業者の本人確認書類(運転免許証など)

個人事業主の場合は、本人確認書類のみで申し込めるケースが多くなっています。

カードの種類によっては、登記簿謄本や決算書の提出が求められる場合もあります。

④契約確認書類とクレジットカードを受け取る

審査に通ったら以下のような流れでカードを受け取ります。

  • 契約確認書類やカードが送られる
  • 入会申込書が送られ返送するとカードが送られる

カードによっては審査に通ったら一度だけ書類が送られる場合もありますし、あらためて書面で入会申込書が送られてくるので記入して返送が必要な場合もあります。

法人カードでは郵送でのやり取りが多くなる傾向にあります。

申し込みからカードの発行までに2種間から3週間かかるので、注意しましょう。

個人事業主がクレジットカードを利用するときの仕訳

個人事業主がクレジットカードを利用する際の仕訳の方法は、状況によって異なります。

どのように対応すればいいのか、状況別に確認しましょう。

青色申告者で「現金主義」が認められるケース

青色申告者で「現金主義」が認められている場合は、カードの引き落とし日に現金が動いているのでその日に帳簿を記載します。

5月10日にクレジットカードで3,000円の消耗品の費用を支払い、6月25日にクレジットカードの引き落としがあった場合、以下のように記載します。

日付 借方 貸方
6月25日 消耗品費 3,000円 普通預金 3,000円

複式簿記で記帳していたケース「原則発生主義」

記帳の原則は「原則発生主義」なので、通常は収入や支出が発生した時に合わせて会計を処理する必要があります。

発生主義の原則とは、すべての費用及び収益は、その支出及び収入に基づいて計上し、その発生した期間に正しく割当てられるように処理しなければならないとする企業会計原則の損益計算書原則。引用元:関東信越税理士会│発生主義の原則

お金の移動があるのは商品を購入した日と、クレジットカードの引き落としがあった日です。

5月10日にクレジットカードで3,000円の消耗品の費用を支払い、6月25日にクレジットカードの引き落としがあった場合、以下のように記載します。

日付 借方 貸方
5月10日 消耗品費 3,000円 未払金 3,000円
6月25日 未払い金 3,000円 普通預金 3,000円

支払日が年をまたがない場合には、以下のような簡略化も可能です。

日付 借方 貸方
6月25日 消耗品費 3,000円 普通預金 3,000円

簡略化する場合は実際にお金が引き落とされた日に帳簿をつけます。

個人用カードで支払いをしたケース

個人用クレジットカードで事業用の経費を支払った場合は、「事業主借」で仕訳をしましょう。

「事業主借」は個人事業主のお金を事業に使うときに使用する勘定科目なので、「事業主借」で処理が可能です。

5月10日にクレジットカードで3,000円の消耗品の費用を支払った場合、以下のような記載になります。

日付 借方 貸方
5月10日 消耗品費 3,000円 事業主借 3,000円

カードの引き落としがあった日には、特に何もする必要はありません。

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